筋膜リリース注射

筋膜リリース治療とは?

肩こりの原因は 筋肉を覆っている筋膜が肥厚し筋肉と硬く癒着する点にあることがわかってきました。 こうした筋膜の状態が引き起こす痛みなどの病気を 「筋膜性疼痛症候群(MPS)」と呼びます。筋膜リリース治療は、筋肉とそれが癒着している筋膜の間に生理食塩水を注入してその癒着をはがす(リリースする)治療です。 生理食塩水は体液とほぼ同成分なので、筋膜がリリースされた後は問題なく体に吸収され、安全性の高い治療といえます。また、肩こりの消失や関節の可動域の改善が治療直後から感じられることも特徴の一つです。

頑固な肩こりに対する今までの治療は、消炎鎮痛剤、筋弛緩剤、抗不安剤の内服や、トリガーポイント注射と呼ばれる、痛みを感じるポイントへ麻酔剤を注射する治療などでした。 しかしこれらは症状の改善が十分得られないことがしばしば問題視されました。筋膜リリースは薬剤を用いることなく、筋肉と筋膜を”リリース”して効果が期待できる点が注目されます。

こんな方におすすめ

  • 難治性の肩こり
  • 坐骨神経痛
  • 緊張性頭痛
  • 凍結肩(五十肩)
  • その他靭帯や腱の異常による痛み

施術の流れ

  1. 施術前準備
    座るもしくはベッドに横になっていただきます。
  2. エコー(超音波診断装置)による確認
    こりや痛みの強い所(トリガーポイント)にエコーを当てて肥厚した筋膜を確認します。トリガーポイントは、痛みを感じる場所にあるとは限りません。まずはエコーで正確にトリガーポイントを探し出します。
  3. 施術
    エコーで確認しながら生理食塩水を注入し筋膜をリリースします。所要時間は1か所につき数分です。モニターで筋膜が剥がれていく様子をご確認いただけます。

  4. 施術後
    多くの方は治療後まもなく症状の改善が自覚できます。

リスクと副作用、アフターケア

注射部位の内出血、軽度疼痛などがある場合があります。
1回の施術で十分な効果が得られない場合には1~2週間後に追加の治療を行うこともあります。

料金表

1部位当たり ¥11,000(税込)

※自費診療となります。
※効果には個人差がございます。